2025.04.17
「痛み」って何? ③
③ 自分らしく生きていないことに気付かせるための「 痛み」
「自分らしく生きていない」時、体がメッセージとして「痛み」を発することがあります。この痛みは、以下のような状況で生じることが多いです。
・自分の本当の気持ちを無視している時
・自分に嘘をついて行動している時
・自分にとって不自然な道を進んでいる時
しかし、本人はそのことに気づいていないことがほとんどです。この痛みは、自分が進むべき本来の道から外れてしまったことを知らせ、正しい道に戻るためのメッセージなのです。
「痛みのメッセージ」
では、なぜ痛みという形でメッセージが現れるのでしょうか?
私の考えでは、この痛みは「自分らしく生きていないよ」というサインであり、これは、私たちの中にいる「もう一人の自分」、つまり純粋な「子ども」のような心から発信されていると考えています。
この「子ども」は、自分の気持ちをうまく伝えられないため、痛みという形で表現しています。まるで子どもが母親に何かを伝えたいけれど、うまく言葉にできず、叩くことで気づいてほしいと訴えるようなものです。
このように痛みが現れた時、鎮痛剤などで押さえ込むのは一時的な対策にすぎません。大切なのは、その痛みに耳を傾け、自分自身の本当の気持ちに気付くことです。
もしこのメッセージを無視し続けると、痛みがやがて「病気」という形で現れるかもしれません。病気の重さは、自分本来の道からどれだけ外れているかによって増していくと考えています。しかし、道を正すことができれば、病気もまた和らいでいくでしょう。
「自分らしく生きる」ことが難しい時代に、痛みは大切なメッセージを送っています。
痛みをただの不快な症状として無視するのではなく、その裏にあるメッセージに気付くことで、体と心が本来の道へ戻るきっかけとなります。
当治療院では、自分らしく生きるための“気づき”としての痛みにも着目し、その声に耳を傾けるお手伝いをしています。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。